上大津公民館 令和7年度春季講座:『古道探訪シリーズ』第2回を催行
このシリーズは、毎回、スタート地点までバスを利用し、ゴールまで歩きながら史跡などを 巡ります。
第2回は、令和7年6月8日(日)に『日本武尊伝説と河童伝説を訪ねる』と題して行方市と 小美玉市を探訪しました。
【ルート】 約4.7km 上大津公民館 ➡ 三昧塚古墳 ➡ 行方市羽生地内 ⇒ 橘郷造神社 ⇒ セブンイレブン与沢店 ⇒ 手接神社 ⇒ 河童の死骸漂流地 ⇒ 茨城空港駐車場 ➡ 上大津公民館
第1回は玉里地区でヤマトタケル伝説の一つ『桑原の岳』の条にて玉里の地名の由来に触れました。 今回も行方地域のヤマトタケルに纏わる伝説、そしてこの地域の伝説に触れながら 行方市の三昧塚古墳から小美玉市の茨城空港までを探訪しました。
最初に訪れたのは、三昧塚古墳です。 ここは、きれいに整備された公園になっていて、前方後円墳を堪能しました。 今回は、ここに埋葬されている王冠をつけた大王様に特別に蘇って戴きました。 皆さん、説明に熱心に耳を傾けていました。
次に、次に訪れたのは橘郷造(たつばなのさとみやっこ)神社です。 この神社では日本武尊の妃(妾:しょう)、弟橘媛(おとたちばなひめ)の伝説を紹介しました。 更に羽生に流れ着いた弟橘媛の笄(こうがい)に羽が生えて(羽生)この地の近く笄崎に 祠が築かれたという伝説も紹介しました。
途中、コンビニエンスストアでトイレ休憩をして、次の案内地の手接神社を訪れました。
手の病やケガに御利益があるという手接神社では、河童を語るにはこの人の右に出るものはいない というガイドから七郎河童の伝説を披露し、大喝采を戴きました。 また、この神社の氏子の方から飛び入りで「きりすね」の説明をして戴きました。 「きりすね」は糸状で輪になっていて、これを身につけているとその糸が切れるころには 手の痛みがとれて病やケガが治癒すると云われています。 この神社をお参り(要賽銭)された方は、設置されている箱から「きりすね」を持ち帰ることが 出来ます(無料頒布)。 更に、ここから300mほどの所に梶無川が流れ、七郎河童の屍が漂流したことを紹介しました。
ここから茨城空港に向かい空港駐車場にて待機していたバスで全員が元気に帰路につきました。 |