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活動情報

当事者家族体験談・12 断酒会とは【お酒での問題のある方】

最終更新日:令和2年6月14日

投稿団体 NPO法人 茨城県断酒つくばね会 土浦霞ヶ浦断酒会
活動情報
内容

『アルコール依存症からの回復』

                       K・K

私の夫は、断酒してから今年で十六年が経ちます。若い頃からお酒が好きで、毎晩決まった量を飲む良い酒飲みでした。ところが今から二十年位前からお酒の飲み方が変わり晩酌はもちろんのこと、休日の日には朝から隠れて飲むようになり、押入や本棚ありとあらゆる所から酒瓶が出てくるようになりました。仕事もアルコールが残ったまま行くため、会社の人からは「酒臭い」と言われ、業務に支障をきたすようになってしまいました。また出張も多く、帰りの電車では泥酔してカバンは無くすは乗り越すはで、まともに家に帰って来る事が出来なくなり、たくさんの人に迷惑を掛け夫婦喧嘩が絶えなくなりました。二人の子供も私たちの顔色を伺うようになり、口も聞かなくなってしまいました。その頃から私の共依存が始まりました。アルコール依存の夫の飲酒問題を解決しようと朝から晩まで監視したり、失敗の尻拭いをして、怒りと先が見えぬ恐怖でどうしていいか分かりませんでした。今思えば地獄のような毎日でした。アルコール依存症は家族全員を巻き込んでしまう怖い病気なのです。その後、会社の上司からアルコール治療のため「宇都宮の岡本台病院に行ってみないか?」と言われ、二人で電車に乗り、険悪な状態で岡本駅に降りた事を今でも思いだします。カウンセリングで夫の手の振るえは、アルコールが切れている時の離脱症状でアルコール依存症と診断されました。そこで初めて夫は酒に対して意志が弱いのではなく、自分で飲酒をコントロールできない病気だと知りました。本人の希望もあり暫く通院していましたが、一人で断酒する事が難しく酒量がだんだん増えていきました。結局、元に戻ってしまい会社の帰りに飲酒運転で事故を起こし、運転免許をなくしたうえ執行猶予四年の判決が言い渡されてしまいました。また上司からも会社を自主退職するように言われ本人にとっても家族にとっても一番つらい年で、再び岡本台病院に一ヶ月間入院をしました。夫に再飲酒され、アルコール依存症はコントロール障害の病気で、アルコールに頼らなくてはならなかった仕事のストレスなど、家族が精神的にささえる必要があったのではないか? 私にも責任があるのではと、色々考えさせられた時期でもありました。

その後、夫は会社を辞め、市の保護観察官の所に通い、病院から紹介された下館断酒会に入会しました。私も家族として毎週参加しています。辛かった時の話を黙って、寄り添って聞いてくれた会員に私たちは何度も救われました。お酒を飲まないで今日までこられたのは、断酒会のおかげです。 今では二人の子供も結婚して家庭を持ち、私たちとの会話も増えています。穏やかで何気ない普通の生活が、こんなにも幸せに感じられる事はありません。飲んでいつも喧嘩ばかりしていたころには考えられない事です。ただ、お酒はいつでも、どこでも買えます。また一口飲んだら、元の連続飲酒に戻ってしまいます。これからも不安は尽きませんが、夫を信じて、残りの人生を二人で歩んでいきたいと思います。
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