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活動報告

「アルコール依存症からの回復」

最終更新日:令和3年4月3日

投稿団体 NPO法人 茨城県断酒つくばね会 土浦霞ヶ浦断酒会
活動報告
内容

「アルコール依存症からの回復」

断酒の3本柱は

①   アルコール依存症の専門病院へ受診する。

・問題飲酒の見極め(治療方針決め)減酒治療か断酒治療か外来治療か・入院治療か。

私の知る限り、専門病院でのプログラムでは約3か月の期間での勉強会です。

アルコール依存症者だけの参加ではなく家族も同席して頂きアルコール依存症と言う病気の正しい認識理解していただければ、本人は勿論、家族の回復にもつながると思います

②   抗酒役の服用

抗酒剤とは:

「体質的にお酒が全く受け付けない人がいます。その人がアルコールを飲むと、顔が赤くなったり、すごい吐き気に襲われたり、心臓はバクバクしてきたりするみたいです。(私は経験なし)そのようにアルコールを全く受け付けない体質にする薬です。ほんの少しでもアルコール飲料を口にすると、吐き気と心臓のどきどきがひどくなって気持ち悪くなってしまい、アルコールが楽しめなくなります。抗酒剤は、本気でアルコールを止めたいと思っている人にとっては強い味方になります。

効果は

1.朝飲めば1日中効果持続・・・1日頑張ったご褒美のお酒に手が出ない。

2.お酒の誘惑から自分を守ることができる。同僚・友人のお酒の誘いを断れる。

3.周囲の人を安心させ、あなたへの信頼感を高めます。あなたの本気度が示すことが出来る。家族の前で飲むことで、家族も安心する(家族の安定剤)

4.断酒成功率を高めます。

③自助グループへの参加

一般に、アルコール依存症者回復に向けの自助グループで代表的な団体としてAAグループと断酒会が組織されております。

私の所属しております断酒会について、ご案内します。

断酒会はお酒による健康問題・酒害問題を抱える方やその家族の方が参集し活動をしています。

断酒会活動の基本は例会です。例会で酒害体験を聴く・そして話す。「一日断酒」「例会出席」

この繰り返しです。体験談は「言いっぱなし」「聴きっぱなし」この部屋で聞いたことは、この部屋に置いていく。体験談の秘密は守るを基本としています。

この例会は、20名くらいで2時間、酒害体験を話し、それを聴く。家族も参加する。家族も酒害体験を話す。家族は依存症本人ではないが、酒害の影響をまともに受けている。体験談を話すことにより、家族も自己洞察が強まり、回復に結びついていきます。

この体験談を依存症者本人が聴くことにより、記憶から抜けていた飲酒時代の凄絶な真実を思思い出させてれる。体験談は自分がしたことの事実と、その時の気持ち・真情を語ります。なぜなら真情を語ることで反省が生まれます。今までは、「意志が弱いから酒が止められないのだ」と「周りの人から責められ、又「止めたいのにどうしても飲んでしまう」という言い分を聞いてもらえなかった。例会で話すとみんなに分かってくれて、認めてくれる。

ここから、みんな仲間だという一体感と自覚が生まれます。

一体感と自覚により断酒継続の原動力になります。

 自助グループの有効性

自助グループ参加の有効性と予後

断酒率は病院退院2年後の調査の対象となった患者さんの内、一回でも自助グループに参加した人の2年後の断酒率は57%でした。一方自助グループにいっさい参加しなかった人の断酒率は27%でした。自助グループに継続して参加している人の場合には、さらに断酒率は高くなり2年後の断酒率は90%以上になるといわれています。

自助グループの大切さがわかります。私も身をもって経験したおります・

 *薬物・アルコール依存症からの支援ワークブックより抜粋

アルコール依存症からの回復には断酒しかありません。その断酒のめざすところは、長い間の飲酒生活により、失われた自分自身、家族関係、そして社会性を正常な状態に回復することにあります。

そのためには、同じような体験を共有し、そこから立ち直り新しい生き方を求めている仲間が集まる共生社会(自助グループ)に加わることが必要です。そこには、新生のための知恵が隠された宝庫があります。

アルコール依存症は一人では難しいです。多くの仲間と共に

回復を目指しましょう。

 

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