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活動報告

当事者家族体験談・9 断酒会とは【お酒での問題のある方】

最終更新日:令和3年4月3日

投稿団体 NPO法人 茨城県断酒つくばね会 土浦霞ヶ浦断酒会
活動報告
内容

 人生を変えて
       
くれた人

        TY

 日本テレビ夏恒例の、二十四時間テレビのテーマは

『人生を変えてくれた人』が、放映されていました。何気なく視聴していましたが、ふと自分自身について、さて私の人生を変えてくれた人は誰だろう~。

生まれた時から、現在六十九歳までを振り返りました。

人並みに平凡な生活から、現在までの生き様、

学業』→就職→結婚→家庭(子供娘二人)→アルコール依存症へのラストスパート→入院生活(内科病院五~六回、はっきりしない?)→精神病院へ隔離→断酒会入会→断酒継続もうすぐ二十五年→

現在・過去を振り返り、私の人生を変えてくれた人は誰だろう。

答えは簡単に見つかった。三十九歳で初めての内科病院への入院、勿論アルコール多量飲酒による、肝機能障害によるもの、入院による体調回復、又美味しいお酒が飲める体に、四十四歳まで毎年入退院の繰り返しでした。その間家族関係は崩壊、妻との会話は酒に関する話しかありませんでした。

私は酒を飲めなくなる環境を作らせない為、暴力・暴言・隠れ飲み、この世で一番大切な酒を守ろうとしました。四十四歳のとき、最後の内科病院入院時、離脱症状の幻覚・幻聴があり、その日の夜に内科病院を脱走し、帰宅(記憶に無い)大暴れしたようです。

翌日病院に戻りましたが、病院側は入院拒否です。やむなか精神病院を紹介され、精神病院保護室に

直行、百日間の入院、毎日点滴と服薬で過ごしました。

退院の日が迫り、退院の条件として、断酒会に入会することを約束させられました。そのような心構えの為、断酒することなく、断酒例会に参加しており、例会の二時間が苦痛でなりませんでした。

再飲酒から連続飲酒までは、さほど時間は掛かりませんでした。

ただその間断酒例会へは参加していました。断酒している人・なかなか断酒できない人・スリップした人等、いろいろな体験談を聞いているうちに、何故か飲みたい気持ちより、止めなければという気持ちが勝り、断酒に繋がりました。

まさに断酒する事で新しい人生がスタート出来ました。

新しい人生(断酒人生)とは、六十九歳にしてたくさんの仲間を知り、

酒害活動により、北海道から沖縄

迄完全制覇の旅ができ、夫婦ともども充実した生活を過ごす事が出来ています。

家族の協力は勿論ですが、断酒会会員・家族の皆様方に人生を変えて頂きました。感謝する事と、断酒会への恩返し?の意味で、酒害啓発活動として県精神保健福祉センター主催の、酒害者家族教室への参加(精神保健福祉センターと、土浦保健所)・鹿嶋保健センターの家族相談会・豊後荘院内ミーティングへの参加等、酒害に悩む酒害者と家族の方へ微力ながら、お力になるべく、お手伝いさせて頂いております。このような生活が継続できる様、一日断酒・例会出席を実践致します。私の人生を変えて下さった断酒会会員・家族の皆様に感謝申し上げます。

 

 

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